UNLOCK THE POWER OF GIRLS

© UNICEF Bangladesh/2022/Emdadul Islam Bitu

2025年までに570万人の少女たちへの支援を目指し、
「クレ・ド・ポー ボーテ」と「ユニセフ」のパートナーシップは新たな軌道へ。

資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」と「ユニセフ」は、更新されたパートナーシップの初年度に、300万人以上の少女たちへの支援を達成しました。これは、2025年までに目標としている570万人の少女たちの支援を可能とする成果です。

この成功を牽引しているのは、ユニセフが実施する世界の女性や少女たちが21世紀の労働において必要とされるSTEM分野の知識とスキルを身に着けることを目指す「Skills4Girls(スキルズ・フォー・ガールズ)」プログラムです。世界的にみると、15~19歳で就学、就労、職業訓練を受けていない人の割合は、男子の場合は10人に1人であるのに対し、女子は4人に1人となっています。※ クレ・ド・ポー ボーテが支援しているユニセフのSkills4Girlsプログラムは、このジェンダー格差を解消するために活動しています。

クレ・ド・ポー ボーテとユニセフのパートナーシップは2019年に始まり、2023年に更新されました。このパートナーシップでは、2025年までにバングラデシュ、インドネシア、キルギス、中国、カザフスタン、ラオス、ペルー、ベトナムなどの国々で、570万人の少女たちを支援することを目指しています。

今や世界中の仕事の90%以上においてデジタル技術が不可欠ですが、女性や少女たちがこの分野で活躍できる機会は非常に限られています。クレ・ド・ポー ボーテとのパートナーシップを更新した最初の年に、STEM分野における男女格差の是正に大きな進展が見られたことをとても嬉しく思います。これからも次世代の少女たちのエンパワーメントのために、このパートナーシップを継続していきたいと考えています。

ユニセフ本部 民間協力渉外局 局長
カーラ・ハダッド・マルディニ氏のコメント

クレ・ド・ポー ボーテの社員一同、ユニセフとのパートナーシップがバングラデシュの少女たちの生活にポジティブな影響を与えているのを見て、大変嬉しく思っています。今回の視察は、本当に色々考えさせられる経験となりました。バングラデシュのナショナルカリキュラムおよび教科書委員会への支援では、再設計されたジェンダーに配慮したスキルベースのカリキュラムと教科書を通じて、国家レベルで教育システムを変革し、21世紀に備えた学生を育成しています。また、学校に通えない少女たちを支援するSkills4Girlsでは、このプログラムを通じて、彼女たち自身、家族、そしてコミュニティを支えるために必要なスキルを身につけていくのを実際に目にし、非常に心を動かされました。教育は、より良い世界への鍵です。これら支援成果は、改めてクレ・ド・ポー ボーテの教育に対する貢献を確信させるものです。

クレ・ド・ポー ボーテ
チーフブランドオフィサー
橋本美月のコメント

© UNICEF/UN0464804/Himu

国別事業

クレ・ド・ポー ボーテはユニセフとのパートナーシップをとおして、
バングラデシュ、キルギス、インドネシアの少女たちの能力を十分に発揮し、
より明るい未来を創造するための支援を行っています。
これらのプログラムは少女たちが、
STEM、デジタル技術、起業の領域において
質の高いスキル構築のための活動へのアクセスによって、
エンパワーメントされた生活を送れるようになることを目指しています。

© UNICEF/UN0464804/Himu

ジェンダー平等のための分野指定事業

クレ・ド・ポー ボーテはユニセフとのパートナーシップをとおして、
中国、ペルー、ベトナム、その他の国々の少女たちが
STEM (科学、技術、工学、数学)教育へ
平等にアクセスできるように支援できることを誇りに思っています。
この取り組みを支援することで、
私たちは世界中の少女たちの可能性をひろげ、
より明るい未来を創造するサポートをしています。

© UNICEF/UN0259171/Viet Hung

© UNICEF/UN0259171/Viet Hung

世界各地で実施しているパートナーシップの活動

支援国の詳細はこちらから

: 国別事業
: ジェンダー平等のための分野指定事業

ペルー
少女たちのSTEM分野の学習およびスキル向上を目指し、デジタルトレーニングとアドボカシー活動を実施。

ニジェール
最も脆弱な立場にある青年期の少女たちに対して、STEM教育のトレーニングや教材を提供。

ナミビア
STEMおよびスキル教育プログラム、
教員研修を強化することで少女たちへの支援を確実に行い、
必要なサービスや機会へのアクセスを最大化。

ウズベキスタン
次世代の起業家精神の育成にあたって
不可欠なデジタルスキルのカリキュラムを展開し、
異文化交流、インターンシップ、奨学金の機会を促進。

カザフスタン
ゲーム・チェンジャーズ連合(Coalition)をとおして少女たちのSTEMスキル向上を支援し、STEM分野への関心が育まれるような仲間同士のネットワーク、トレーニング、イベントへのアクセスを提供。

キルギス
ピア・トレーナーのコミュニティ拡大をとおして、STEM教育、キャリア指導、ジェンダー規範に対するさらなる理解を促進。

バングラデシュ
国家カリキュラム教科書委員会と協力してジェンダー変革カリキュラムを実施し、学校に通っていない、最も危険な状況に置かれている少女たちに対して代替教育プログラム、トレーニング、メンターシップを提供。

中国
ジェンダー対応の教育、アドボカシー、少女たちのニーズに合わせた活動をとおして、特に農村部の青年期の少女たちのSTEM教育におけるジェンダー格差を縮小。

ラオス
青年期の少女たちのために、生物学、衛生、気候変動などの実生活と関連が深いSTEM科目の教育資材を拡充。

ベトナム
STEM、デジタルリテラシー、その他職業スキルの促進に焦点を当てたジェンダー対応教育を強化。

インドネシア
デジタルおよび起業家スキルの向上に重点を置き、生徒、教師、指導員を巻き込んだ支援を実施。

*本地図は、国や領土の法的地位や国境線の位置について、ユニセフの立場を表明するものではありません。

2024年実績

クレ・ド・ポー ボーテがユニセフの活動を支援: バングラデシュ

バングラデシュでは、少女たちが教育を受けることに対して根強い障壁があり、
就学率の低下や退学率の上昇につながっています。
クレ・ド・ポー ボーテとユニセフのパートナーシップは、
ジェンダーに配慮した教育を促進しながら、少女たちが必要なスキルを身につけられるよう支援し、
このような障壁を取り除く独自の取り組みを行っています。

アーカイブ

少女たちの可能性を
解き放つ取り組み

ユニセフとは

ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)は、すべての子どもの命と権利を守るため、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動しています。
ユニセフとその子どもたちのための活動の詳細については、www.unicef.orgをご覧ください。
パートナーシップについての詳細はこちらから

※ユニセフは特定の企業やブランド、商品、またはサービスを推奨するものではありません。

© UNICEF/UNI560654/Rasnat

国家カリキュラムと教科書の開発

クレ・ド・ポー ボーテとユニセフのパートナーシップは、
バングラデシュの国家カリキュラム教科書委員会(NCTB)と共に、拡張可能な国家教育制度を構築しています。
パートナーシップの支援をとおして、利用しやすく、
ジェンダー対応のスキルに基づいたカリキュラム、教科書、トレーニングが提供され、
教師と生徒に対して21世紀型の教育が行われています。

2024年3月3日の週、クレ・ド・ポー ボーテのチーフブランドオフィサーである橋本美月を含む
クレ・ド・ポー ボーテとユニセフの代表一行がバングラデシュを訪れ、
NCTBがどのように教育制度を変革しているかを視察しました。

ダッカのNCTBのオフィスにて、クレ・ド・ポー ボーテのチーフブランドオフィサーである橋本美月およびNCTBのモシウッザマン氏が、バングラデシュの教育制度の変革と今後の期待について意見交換を実施しました。

© UNICEF/UNI560655/Rasnat
© UNICEF/UNI561046/Rasnat

クレ・ド・ポー ボーテとユニセフの代表一行は、地域の学校の健康関連の行事に参加し、生徒たちが栄養と健康的な食生活について学んでいる様子を視察しました。

ジャマルプル県のバニア・バザール高校を授業参観で訪れたクレ・ド・ポー ボーテの代表一行は、全国で実施されている新しいカリキュラムを視察しました。

© UNICEF/UNI560656/Rasnat
© UNICEF/UNI560658/Rasnat

代替教育プログラム(ALP)

クレ・ド・ポー ボーテとユニセフのパートナーシップは、バングラデシュで代替教育プログラム(ALP)を展開しています。

この革新的なプログラムは、最も脆弱な立場にある青年期の少女たちにトレーニングとメンターシップの機会を提供し、雇用機会を得るために必要なスキルを習得してもらい、自ら収入を得ることで、明るい未来に向かって自らの道を切り開いていけるようになることを目指しています。

2024年3月3日の週、ユニセフと橋本美月を含むクレ・ド・ポー ボーテの代表一行は、ALPがバングラデシュの少女たちにどのような効果をもたらしているか視察するため、バングラデシュを訪れました。

橋本は、ダッカのフィローザ・コンピューターにてラベヤさんと会合を行い、クレ・ド・ポー ボーテとユニセフのパートナーシップによるALPが、少女たちの生活にどのような影響を与えているかについて話を聞きました。
経済的な事情で学校を中退せざるを得なかったラベヤさんはALPをとおしてコンピュータのトレーニングを修了し、現在ではトレーナーとして活躍していました。

© UNICEF/UNI560661/Rasnat
© UNICEF/UNI560659/Rasnat

橋本は、同じくALPの支援を受けたスモーナさんとマイメンシンで会合を実施しました。

スモーナさんは、経済的な事情により学業を修了できませんでしたが、現在は洋服の仕立てを学んでいます。

橋本はスモーナさんの母、ジボンナハールさんにも会い、話を聞くことができました: 「娘の結婚についてはまったく考えていません。それよりも、娘の将来のことで頭がいっぱいです。自らの力で未来を築き、素晴らしい人生を送ることができると信じています。」

© UNICEF/UNI561045/Rasnat

2020年の実績

バングラデシュ
少女たちのための
教育システムの改革

クレ・ド・ポー ボーテは、
ユニセフがバングラデシュで実施する
「教育システムにおける
ジェンダー平等の推進」、
「教育におけるジェンダー関連の
障壁の緩和」、
「ジェンダーに基づく暴力の削減」を
目的としたプログラムを支援しています。

ユニセフはクレ・ド・ポー ボーテの
支援を得て、社会的に弱い立場にある
青年期の少女100人を対象に、
彼女たちのスキル開発と雇用機会に
結びつける代替学習プログラムを展開。
その結果、プログラムに参加した
少女たちの95%が
仕事に就くことができました。


© UNICEF/UN0393270/

キルギス
少女たちのための
21世紀型スキル構築

クレ・ド・ポー ボーテは、
キルギスで行われているユニセフの
「STEM4Girls」プログラムを支援。
このプログラムは、
少女たちがSTEMなどの分野で
専門的な教育やキャリアを追求できるよう
後押しします。

クレ・ド・ポー ボーテの支援を受けて、
ユニセフは青年期の少女110人を
対象にトレーニングを行いました。
現在、少女たちはピアトレーナーとして
オンラインセッションを開催し、
コミュニティの同年代の子どもたちと
知識やスキルを共有しています。
ピアトレーナーがロールモデルとなり、
リーダーシップを発揮することで、
さらに多くの少女たちが
世界に変化をもたらす力を
手にすることができます。


© UNICEF/UN041263/Pirozzi

ニジェール
少女たちの
エンパワーメントの促進

クレ・ド・ポー ボーテは、
ニジェールにおける
ユニセフのプログラムを支援し、
青年期の少女たちが適切な能力や
スキルを身につけることで
新しい機会を得られるよう
推進しています。

このパートナーシップでは
120人の少女たちが
技能訓練と読み書きのクラスで
学べるように支援。
さらに、200人の少女を対象に
ピアメンタリングプログラムを
開始しました。


© UNICEF/UN0318151/Frank Dejongh

2021年実績

バングラデシュ
青年期を対象とした教育プログラムの
ジェンダー主流化に向けた強化

クレ・ド・ポー ボーテは、
「教育システムにおける
ジェンダー平等の推進」、
「教育におけるジェンダー関連の
障壁の緩和」、
「ジェンダーに基づく暴力の削減」
を目的とした、
バングラデシュのユニセフのプログラムを
支援しています。

ユニセフは、バングラデシュ政府や
市民団体と共に、
教育におけるジェンダーの
公平性を強化するために、
スキルに基づいた
カリキュラム開発のための
技術支援を行い、
カリキュラムは大統領によって
承認されました。
さらに、最も脆弱な未就学の
少女たちを対象に、
代替教育プログラム(ALP)を実施し、
インターンシップ、就労体験により、
ビジネスの理論的及び
基礎的なスキルの習得を提供しています。
これまでに1,100人の青年期の少女たちが
参加しました。


© UNICEF/Bangladesh/2022

キルギス
21世紀の労働力にむけた
STEM4Girlsの拡大

キルギスタンにおけるユニセフの
STEM4Girlsプログラムを支援することで、
クレ・ド・ポー ボーテは少女たちが
プロフェッショナルな教育を受け、
科学、技術、工学、数学(STEM)
などにおけるキャリアを
追求することを支援します。
この活動によって、女性の失業率の高さや
児童婚の慣習などの
ジェンダー格差の解消に
取り組むためです。

621人の少女たちが、
それぞれのコミュニティの中で
より若い世代にとってのロールモデル、
あるいはピア・トレーナーとなるべく
トレーニングを受けました。
そして、ピア・トレーナーによって
1万6千人以上が
トレーニングやセミナーを
受けました。
また、参加者の81パーセントが
セッションは、STEMにおける
職業的な選択を見出すのに
役立ったと回答しました。

155人の少女が
STEMを学ぶべく大学に入り、
そのうち39パーセントが奨学金を
受けることができました。


© UNICEF/Kyrgyzstan/2021/Jumanaly uulu Dastan

ニジェール
少女たちのエンパワーメントの促進

クレ・ド・ポー ボーテは、130万人以上の
未就学の少女たちを含む、
青年期の少女たちが、自信、問題解決、
チームワーク、技術など、
社会において求められる重要な
21世紀型スキルを身につけることで、
新たな機会を得ることを
サポートしています。

このパートナーシップを通じて、
900人の女子児童が、数学とフランス語の
基礎的なスキル強化を行う、
メンターグループに参加しました。
更に、900人のうち、303人は
学校を辞める状況にありましたが、
メンターシステムに参加したおかげで
無事に復学することができました。

これまでにキャンペーンや
ワークショップをとおし、
約25,000人の少女と女性が、
ジェンダーの固定観念に立ち向かい、
自らの生活を向上させるための
メッセージを受け取ることが
できました。


© UNICEF Niger/2021/Abdou Ali

中国
少女のための公平で包括的な
STEMスキルの推進

ジェンダー平等のための
分野指定事業を通じて、
クレ・ド・ポー ボーテはユニセフの
中国の青年期の少年少女に対する
STEM分野のスキルについての調査を
支援しています。
この調査によって、
農村部、少数民族や特別なニーズを持つ
青年期の少年少女や、
少女に対するSTEM教育を強化するための
実践的な戦略などの提言を行っています。


© UNICEF/China/2021/Li Manwei

ベトナム
新たなテクノロジーを使用した
少女のためのSTEM教育の促進

クレ・ド・ポー ボーテの支援を含む
ジェンダー平等のための
分野指定事業により、
ユニセフは、若者と協力して、
アクセスしやすく手頃な
価格のデジタル学習ソリューションの
開発に取り組んでいます。
2021年には、2万9,000人以上の
青年期の少年少女が、
雇用可能性のためのデジタルスキルや
あらゆる分野で通用する
スキルについての研修を受け、
また、偏見や固定観念、
ジェンダーに基づく暴力への対処に
関する教員研修が行われました。


© UNICEF/UN0259177/Viet Hung

ペルー
ライフスキルとSTEM機会の向上

ジェンダー平等のための
分野指定事業をとおし、
ペルーの少女たちは、
国家教育カリキュラムに
組み込まれる予定の
ウェブ開発と管理に関する
モジュール設計の中心的役割を
担いました。
これらの活動をサポートするために、
少女と若い女性のための
STEMを促進するための
影響力のあるキャンペーンを実施し、
600万人以上の人々にリーチしました。


© UNICEF/UNI322376/Gonzales

2022年の実績

バングラデシュ
少女たちのための21世紀型スキル構築

クレ・ド・ポー ボーテは、バングラデシュにおけるユニセフのプログラムを支援しています。
このプログラムでは、政府や他のパートナーと協力して、
ジェンダーに対応したスキルに基づくカリキュラム、教科書、トレーニングを提供し、
21世紀型スキルを習得できるよう、教師と生徒を支援しています。
このプログラムを通し、
62の学校の660人の教師、教務監督、教頭が研修を受けました。
ユニセフのプログラムを通して、学校に通っていない少女たちが
社会での雇用機会を得るために必要な支援をしています。

さらに、代替教育プログラム(ALP)のような取り組みを通じて、
脆弱な少女たちに基礎的なスキルトレーニングや指導の機会を提供し、
少女たち自身と世界の明るい未来に貢献するための
知識とノウハウを与えることを目指しています。


© UNICEF/Bangladesh/2022

キルギス
STEM教育の促進 国際ガールズ・デー

クレ・ド・ポー ボーテはユニセフが提供するSTEM4Girlsプログラムを支援しており、
少女たちがSTEM分野において高い教育を受け、
専門的なキャリアを追求できるようにすることで、キルギスに良い影響を与えていきます。

この革新的なプログラムを通して、
652人の少女たちがそれぞれのコミュニティの中で
より若い世代にとってのロールモデル、
あるいはピア・トレーナーとなるべくトレーニングを受けました。
そして、そのピア・トレーナーによって3万人以上の少女たちが
トレーニングやセミナーを受けました。
また、そのうちの400人以上が大学に進学し、STEM分野の学問を学び続けています。

脆弱な立場にある少女たちに基礎的なスキルの習得と
メンターシップを提供することで少女たちとコミュニティの明るい未来を構築し、
すべての人により公平で包括的な社会を実現していきます。


© UNICEF/Kyrgyzstan/2022/Bektur Zhanibekov

ニジェール
少女たちのエンパワーメントの促進

ユニセフとのパートナーシップにより、ニジェールの多くの少女たちが
経済的機会にアクセスするために必要なスキルと知識を得ることができました。
UPSHIFTプログラムを通し、160の職業訓練センターの1,800人の少女たちが
雇用の競争力を高めるためのコースを提供しました。

さらに、このプログラムは2,700人以上の少女に数学とフランス語の指導を行い、
少女たちが自分自身とコミュニティにとってより明るく、
より包括的な未来を築くために必要な基本的なスキルを習得できるよう支援しました。


© UNICEF/UN0824426/Abdou

中国
少女のための包括的なSTEMスキルの推進

中国科学技術協会や他の政府機関と協力し、
870,000人の少年少女たちに対するSTEM分野のスキルを促すなど、
中国全土の農村部の少女たちの能力を高めるユニセフの取り組みを支援します。
ユニセフは35人の女性を含む124人の著名な科学者のネットワークから
メンターシップの機会を提供することにより、
ジェンダーに配慮したものとなるよう取り組んでいます。
これらのイニシアチブを通じて、私たちは協力して中国全土の若者の明るい未来を作り、
より公平な社会をつくります。


Hao and classmates at a project workshop @UNICEF, 2022

ベトナム
STEM4Girlsの拡大

ベトナムの政府やその他のパートナーと協力し、国の教育制度を通じて、
少女たちに、特に山岳地帯の少数民族の少女たちに焦点を当てた
スキルと学習を提供しています。
ユニセフの支援により、ベトナムはSTEM、デジタル、および継続的なスキルを
国のカリキュラムに統合することに成功、270万人以上の少女に影響を与えています。

ユニセフは国の技術・職業教育訓練センターと提携して、
ジェンダー対応のオンライントレーニングを実施しています。
これまでに171人の教師と900人の生徒(60%が少女)が参加しました。
また、ジェンダーに対応したキャリアカウンセリングのような
活動への女の子の参加(58%)を促進する
ソーシャルイノベーションクラブの設立を支援しました。

2022年には60万人を超える教師、トレーナー、保護者が
トレーニングとサポートに従事しました。


© UNICEF/UN0610327/Vu

ペルー
ライフスキルとSTEM機会の向上

ペルーでは、少女たちの授業への参加率と修了率を高めるために、
デジタルスキル学習の機会を提供し、中等教育を充実させることに重点を置いた
STEM分野のエンパワーメントに力を注いでいます。
ユニセフは1,488人の少女のためのデジタルトレーニングとアドボカシー活動を組織し、
また、技術分野で活躍する25人の女性から100人の少女にプログラミングと
ウェブ開発のトレーニングを提供する指導プログラムも開始しました。


© UNICEF/UNI322376/Gonzales