
2025年までに570万人の少女たちへの支援を目指し、
「クレ・ド・ポー ボーテ」と「ユニセフ」のパートナーシップは新たな軌道へ。
資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」と「ユニセフ」は、更新されたパートナーシップの初年度に、300万人以上の少女たちへの支援を達成しました。これは、2025年までに目標としている570万人の少女たちの支援を可能とする成果です。
この成功を牽引しているのは、ユニセフが実施する世界の女性や少女たちが21世紀の労働において必要とされるSTEM分野の知識とスキルを身に着けることを目指す「Skills4Girls(スキルズ・フォー・ガールズ)」プログラムです。世界的にみると、15~19歳で就学、就労、職業訓練を受けていない人の割合は、男子の場合は10人に1人であるのに対し、女子は4人に1人となっています。※ クレ・ド・ポー ボーテが支援しているユニセフのSkills4Girlsプログラムは、このジェンダー格差を解消するために活動しています。
クレ・ド・ポー ボーテとユニセフのパートナーシップは2019年に始まり、2023年に更新されました。このパートナーシップでは、2025年までにバングラデシュ、インドネシア、キルギス、中国、カザフスタン、ラオス、ペルー、ベトナムなどの国々で、570万人の少女たちを支援することを目指しています。
今や世界中の仕事の90%以上においてデジタル技術が不可欠ですが、女性や少女たちがこの分野で活躍できる機会は非常に限られています。クレ・ド・ポー ボーテとのパートナーシップを更新した最初の年に、STEM分野における男女格差の是正に大きな進展が見られたことをとても嬉しく思います。これからも次世代の少女たちのエンパワーメントのために、このパートナーシップを継続していきたいと考えています。
ユニセフ本部 民間協力渉外局 局長
カーラ・ハダッド・マルディニ氏のコメント
クレ・ド・ポー ボーテの社員一同、ユニセフとのパートナーシップがバングラデシュの少女たちの生活にポジティブな影響を与えているのを見て、大変嬉しく思っています。今回の視察は、本当に色々考えさせられる経験となりました。バングラデシュのナショナルカリキュラムおよび教科書委員会への支援では、再設計されたジェンダーに配慮したスキルベースのカリキュラムと教科書を通じて、国家レベルで教育システムを変革し、21世紀に備えた学生を育成しています。また、学校に通えない少女たちを支援するSkills4Girlsでは、このプログラムを通じて、彼女たち自身、家族、そしてコミュニティを支えるために必要なスキルを身につけていくのを実際に目にし、非常に心を動かされました。教育は、より良い世界への鍵です。これら支援成果は、改めてクレ・ド・ポー ボーテの教育に対する貢献を確信させるものです。
クレ・ド・ポー ボーテ
チーフブランドオフィサー
橋本美月のコメント

国別事業
クレ・ド・ポー ボーテはユニセフとのパートナーシップをとおして、
バングラデシュ、キルギス、インドネシアの少女たちの能力を十分に発揮し、
より明るい未来を創造するための支援を行っています。
これらのプログラムは少女たちが、
STEM、デジタル技術、起業の領域において
質の高いスキル構築のための活動へのアクセスによって、
エンパワーメントされた生活を送れるようになることを目指しています。
© UNICEF/UN0464804/Himu
ジェンダー平等のための分野指定事業
クレ・ド・ポー ボーテはユニセフとのパートナーシップをとおして、
中国、ペルー、ベトナム、その他の国々の少女たちが
STEM (科学、技術、工学、数学)教育へ
平等にアクセスできるように支援できることを誇りに思っています。
この取り組みを支援することで、
私たちは世界中の少女たちの可能性をひろげ、
より明るい未来を創造するサポートをしています。

© UNICEF/UN0259171/Viet Hung
世界各地で実施しているパートナーシップの活動
支援国の詳細はこちらから
: 国別事業
: ジェンダー平等のための分野指定事業


ペルー
少女たちのSTEM分野の学習およびスキル向上を目指し、デジタルトレーニングとアドボカシー活動を実施。

ニジェール
最も脆弱な立場にある青年期の少女たちに対して、STEM教育のトレーニングや教材を提供。

ナミビア
STEMおよびスキル教育プログラム、
教員研修を強化することで少女たちへの支援を確実に行い、
必要なサービスや機会へのアクセスを最大化。

ウズベキスタン
次世代の起業家精神の育成にあたって
不可欠なデジタルスキルのカリキュラムを展開し、
異文化交流、インターンシップ、奨学金の機会を促進。

カザフスタン
ゲーム・チェンジャーズ連合(Coalition)をとおして少女たちのSTEMスキル向上を支援し、STEM分野への関心が育まれるような仲間同士のネットワーク、トレーニング、イベントへのアクセスを提供。

キルギス
ピア・トレーナーのコミュニティ拡大をとおして、STEM教育、キャリア指導、ジェンダー規範に対するさらなる理解を促進。

バングラデシュ
国家カリキュラム教科書委員会と協力してジェンダー変革カリキュラムを実施し、学校に通っていない、最も危険な状況に置かれている少女たちに対して代替教育プログラム、トレーニング、メンターシップを提供。

中国
ジェンダー対応の教育、アドボカシー、少女たちのニーズに合わせた活動をとおして、特に農村部の青年期の少女たちのSTEM教育におけるジェンダー格差を縮小。

ラオス
青年期の少女たちのために、生物学、衛生、気候変動などの実生活と関連が深いSTEM科目の教育資材を拡充。

ベトナム
STEM、デジタルリテラシー、その他職業スキルの促進に焦点を当てたジェンダー対応教育を強化。

インドネシア
デジタルおよび起業家スキルの向上に重点を置き、生徒、教師、指導員を巻き込んだ支援を実施。
*本地図は、国や領土の法的地位や国境線の位置について、ユニセフの立場を表明するものではありません。
2024年実績
クレ・ド・ポー ボーテがユニセフの活動を支援: バングラデシュ
バングラデシュでは、少女たちが教育を受けることに対して根強い障壁があり、
就学率の低下や退学率の上昇につながっています。
クレ・ド・ポー ボーテとユニセフのパートナーシップは、
ジェンダーに配慮した教育を促進しながら、少女たちが必要なスキルを身につけられるよう支援し、
このような障壁を取り除く独自の取り組みを行っています。
アーカイブ
少女たちの可能性を
解き放つ取り組み

ユニセフとは
ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)は、すべての子どもの命と権利を守るため、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動しています。
ユニセフとその子どもたちのための活動の詳細については、www.unicef.orgをご覧ください。
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