UNLOCK THE POWER OF GIRLS

© UNICEF Niger/2021/Frank

ユニセフ(国連児童基金)との
パートナーシップ3年目を迎える
クレ・ド・ポー ボーテ
教育を通じて、790万人の
少女たちのエンパワーメントを支援

資生堂のグローバルラグジュアリーブランド
「クレ・ド・ポー ボーテ」は、
2022年にユニセフとのパートナーシップ
3年目を迎えます。
本パートナーシップは、
これまで固定観念やジェンダーによる差別によって
少女たちが遠ざけられてきたSTEM※1教育や、
将来に役立つスキルの習得を促進し、
知識の向上を通じて彼女たちの可能性を
解き放つことを目的としてきました。

※1STEM=科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)・数学(Math)の教育分野を総称した名称。

テクノロジーの重要性は
世界的に高まっていますが、
次世代においてもデジタル領域における
ジェンダー格差が広がっています。

世界全体の職業のうち90%以上の仕事が
デジタルに関連しています。
つまりデジタルに適応し
使いこなすことができないと、
次世代の少女たちにとって、職を得る機会が減り、
成功のための新たな障壁となってしまうのです。

*https://www.weforum.org/agenda/2020/01/future-of-work/

クレ・ド・ポー ボーテの
パートナーシップ

世界が新型コロナウイルス感染症後の
新しい社会様式を模索する中、
課題解決などあらゆる局面でSTEM教育分野への
より大きな投資が求められています。
STEM分野への関心がいっそう高まるなか、
次世代の少女たちに、彼女たち自身と社会全体に
よりよい未来をもたらすために
必要なSTEM教育とツールを提供することが、
これまで以上に重要だと私たちは認識しています。

Clé de Peau Beauté
for UNICEF

ユニセフとクレ・ド・ポー ボーテの
パートナーシップは、
ユニセフのジェンダー平等のための
プログラムを支援する形で、
2019年にはじまり、
バングラディシュ、キルギスタン、ニジェールを
含む複数の国や地域で、
教育と雇用、エンパワーメントを通じて
ジェンダー平等の促進に成果を上げています。

2021年の実績

アーカイブ


© UNICEF/UN0463840/Bader

「新型コロナウイルス感染症は、世界が直面する多くの問題を解決するための科学技術の重要性を浮き彫りにしました。 ユニセフは、クレ・ド・ポー ボーテとのパートナーシップを通じて、STEM、デジタル技術、起業におけるスキルの構築に取り組んでいます。ユニセフは、少女たちが適切な資源と機会を与えられ、エンパワーメントされた生活を送れるように支援しています。このプログラムを通じて、次世代の女性リーダーに必要なツールを提供し、刺激を与えたいと思っています」

ユニセフ本部 民間協力渉外局 局長
カーラ・ハダッド・マルディニ

少女たちの可能性を
解き放つ取り組み

ユニセフとは

ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)は、すべての子どもの命と権利を守るため、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動しています。
ユニセフとその子どもたちのための活動の詳細については、www.unicef.orgをご覧ください。
パートナーシップについての詳細はこちらから

※ユニセフは特定の企業やブランド、商品、またはサービスを推奨するものではありません。

国別事業

ユニセフとのパートナーシップをとおし、
クレ・ド・ポー ボーテは、
バングラディシュ、キルギスタン、
ニジェールにおける
教育、雇用、エンパワーメントの
プログラムを支援しています。

これらのプログラムは少女たちが、
STEM、デジタル技術、
起業の領域において
質の高いスキル構築のための
活動へのアクセスによって、
エンパワーメントされた生活を
送れるようになることを目指しています。


© UNICEF/UN0464804/Himu

ジェンダー平等のための
分野指定事業

2021年、
クレ・ド・ポー ボーテのユニセフの
ジェンダー平等のための
分野指定事業への支援により、
中国、ペルー、ベトナム、ナミビアを含む
国と地域の少女たちが
Skills4Girlsイニシアチブの
支援を受けました。

この取り組みは、
STEM教育、ウェブ開発モジュール、
デジタル学習ツールの普及、
デジタルと金融のリテラシー向上等の
実質的な戦略があります。
上記の地域では、
288万人の少女たちがこの取り組みに
参加することができました。


© UNICEF/UN0259171/Viet Hung

バングラデシュ
青年期を対象とした教育プログラムの
ジェンダー主流化に向けた強化

クレ・ド・ポー ボーテは、
「教育システムにおける
ジェンダー平等の推進」、
「教育におけるジェンダー関連の
障壁の緩和」、
「ジェンダーに基づく暴力の削減」を
目的とした、
バングラデシュのユニセフの
プログラムを支援しています。

ユニセフは、
バングラデシュ政府や市民団体と共に、
教育におけるジェンダーの
公平性を強化するために、
スキルに基づいた
カリキュラム開発のための
技術支援を行い、
カリキュラムは
大統領によって承認されました。
さらに、最も脆弱な
未就学の少女たちを対象に、
代替教育プログラム(ALP)を実施し、
インターンシップ、就労体験により、
ビジネスの理論的及び基礎的な
スキルの習得を提供しています。
これまでに1,100人の
青年期の少女たちが参加しました。


© UNICEF/Bangladesh/2022

キルギス
21世紀の労働力にむけた
STEM4Girlsの拡大

キルギスタンにおけるユニセフの
STEM4Girlsプログラムを
支援することで、
クレ・ド・ポー ボーテは少女たちが
プロフェッショナルな教育を受け、
科学、技術、工学、
数学(STEM)などにおけるキャリアを
追求することを支援します。
この活動によって、
女性の失業率の高さや児童婚の慣習などの
ジェンダー格差の解消に
取り組むためです。

621人の少女たちが、
それぞれのコミュニティの中で
より若い世代にとってのロールモデル、
あるいはピア・トレーナーとなるべく
トレーニングを受けました。
そして、ピア・トレーナーによって
1万6千人以上が
トレーニングやセミナーを受けました。
また、参加者の81パーセントが
セッションは、
STEMにおける職業的な選択を見出すのに
役立ったと回答しました。

155人の少女が
STEMを学ぶべく大学に入り、
そのうち39パーセントが
奨学金を受けることができました。


© UNICEF/Kyrgyzstan/2021/Jumanaly uulu Dastan

ニジェール
少女たちのエンパワーメントの促進

クレ・ド・ポー ボーテは、
130万人以上の未就学の少女たちを含む、
青年期の少女たちが、自信、問題解決、
チームワーク、技術など、
社会において求められる重要な
21世紀型スキルを身につけることで、
新たな機会を得ることを
サポートしています。

このパートナーシップを通じて、
900人の女子児童が、数学とフランス語の
基礎的なスキル強化を行う、
メンターグループに参加しました。
更に、900人のうち、303人は
学校を辞める状況にありましたが、
メンターシステムに参加したおかげで
無事に復学することができました。

これまでにキャンペーンや
ワークショップをとおし、
約25,000人の少女と女性が、
ジェンダーの固定観念に立ち向かい、
自らの生活を向上させるための
メッセージを受け取ることができました。


© UNICEF Niger/2021/Abdou Ali

中国
少女のための公平で包括的な
STEMスキルの推進

ジェンダー平等のための
分野指定事業を通じて、
クレ・ド・ポー ボーテはユニセフの中国の
青年期の少年少女に対する
STEM分野のスキルについての
調査を支援しています。
この調査によって、
農村部、少数民族や特別なニーズを持つ
青年期の少年少女や、
少女に対するSTEM教育を強化するための
実践的な戦略などの提言を行っています。


© UNICEF/China/2021/Li Manwei

ベトナム
新たなテクノロジーを使用した
少女のためのSTEM教育の促進

クレ・ド・ポー ボーテの支援を含む
ジェンダー平等のための
分野指定事業により、
ユニセフは、若者と協力して、
アクセスしやすく手頃な
価格のデジタル学習ソリューションの
開発に取り組んでいます。
2021年には、2万9,000人以上の
青年期の少年少女が、
雇用可能性のためのデジタルスキルや
あらゆる分野で通用する
スキルについての研修を受け、
また、偏見や固定観念、
ジェンダーに基づく暴力への対処に
関する教員研修が行われました。


© UNICEF/UN0259177/Viet Hung

ペルー
ライフスキルとSTEM機会の向上

ジェンダー平等のための
分野指定事業をとおし、
ペルーの少女たちは、
国家教育カリキュラムに
組み込まれる予定の
ウェブ開発と管理に関する
モジュール設計の
中心的役割を担いました。
これらの活動をサポートするために、
少女と若い女性のための
STEMを促進するための
影響力のあるキャンペーンを実施し、
600万人以上の人々にリーチしました。


© UNICEF/UNI322376/Gonzales

2020年の実績

バングラデシュ
少女たちのための
教育システムの改革

クレ・ド・ポー ボーテは、
ユニセフがバングラデシュで実施する
「教育システムにおける
ジェンダー平等の推進」、
「教育におけるジェンダー関連の
障壁の緩和」、
「ジェンダーに基づく暴力の削減」を
目的としたプログラムを支援しています。

ユニセフはクレ・ド・ポー ボーテの
支援を得て、社会的に弱い立場にある
青年期の少女100人を対象に、
彼女たちのスキル開発と雇用機会に
結びつける代替学習プログラムを展開。
その結果、プログラムに参加した少女たちの
95%が仕事に就くことができました。


© UNICEF/UN0393270/

キルギス
少女たちのための
21世紀型スキル構築

クレ・ド・ポー ボーテは、
キルギスで行われているユニセフの
「STEM4Girls」プログラムを支援。
このプログラムは、
少女たちがSTEMなどの分野で専門的な教育や
キャリアを追求できるよう後押しします。

クレ・ド・ポー ボーテの支援を受けて、
ユニセフは青年期の少女110人を
対象にトレーニングを行いました。
現在、少女たちはピアトレーナーとして
オンラインセッションを開催し、
コミュニティの同年代の子どもたちと
知識やスキルを共有しています。
ピアトレーナーがロールモデルとなり、
リーダーシップを発揮することで、
さらに多くの少女たちが
世界に変化をもたらす力を
手にすることができます。


© UNICEF/UN041263/Pirozzi

ニジェール
少女たちの
エンパワーメントの促進

クレ・ド・ポー ボーテは、
ニジェールにおける
ユニセフのプログラムを支援し、
青年期の少女たちが適切な能力や
スキルを身につけることで
新しい機会を得られるよう推進しています。

このパートナーシップでは120人の少女たちが
技能訓練と読み書きのクラスで
学べるように支援。
さらに、200人の少女を対象に
ピアメンタリングプログラムを開始しました。


© UNICEF/UN0318151/Frank Dejongh