STEAM Girls Award
~探究心と創造力で「好き」を発見、
可能性の鍵を解き放つ~
応募期間:2025年3月14日(金) 12:00~
2025年6月30日(月) 23:59
審査発表日:2025年7月中旬

「クレ・ド・ポー ボーテ」は、
2025年「パワー・オブ・ラディアンス・
アワード」受賞者、
中島さち子さんが代表を務める
株式会社 steAm とともに
「STEAM Girls Award」を
開催いたします。
このアワードを通して、女子生徒を対象に
「自ら探究のテーマや問いを立て(Art)」
「STEAM((科学、技術、工学、芸術/リベラルアーツ、数学)を活用して
アイディアを形にし(Design)」、
発表する機会を提供します。
パワー・オブ・ラディアンス・
アワードについて
クレ・ド・ポー ボーテは、
より良い世界への鍵は教育を通じて
女性の可能性を引き出すことにある
という信念のもと、
2019年より
「パワー・オブ・ラディアンス・アワード」を
開催しています。
このアワードは、少女たちへの教育支援のために
地域社会で行動を起こしている女性を表彰し、
寄付金を通してその活動を支援するものです。
2025年度の受賞者・中島ちさ子さんとともに
あらゆる世代の人の創造性や
革新性の限界を押し広げていく活動の支援として、
本アワードを実施します。
2025年受賞者
中島さち子

プロフィール
1979年大阪生まれ。内閣府STEM Girls Ambassador(理工系女子応援大使) 。
国際数学オリンピック金メダリスト。数学研究者・STEAM教育者。大阪・関西万博テーマ事業
「いのちを高める」プロデューサー。
New York University Tisch School of the Arts,
Interactive Telecommunications Program(メディアアート)修士。
東京大学理学部にて数学を専攻しつつジャズに出会い、一転、音楽の道へ。
音楽・数学と並行して株式会社steAmや一般社団法人steAm BAND を立ち上げ、
多様な「好き」を基軸にしたSTEAM教育を推進。
東京大学大学院数理科学研究科や明治大学MIMS(先端数理科学インスティテュート)にて
数理・芸術学際研究に携わる。
STEAM Girls Award
世界経済フォーラムの
「グローバル・ジェンダー・
ギャップ・レポート2024」によると、
日本のジェンダー平等達成率は146カ国中118位で、
特にSTEM分野での著しい格差が
浮き彫りになっています。
日本は世界有数の経済大国の一つであり、
女子の数学・科学の成績は
世界的に傑出しているにもかかわらず※1、
STEM分野の卒業生における女性の割合は
わずか16%に過ぎません※2。
本アワードは、日本の女子小学生および
中高生に対して、
STEAM分野の知識や技術を活用した
創造的な探究活動と
その成果発表の機会を提供することを
目的としています。
さらに、STEAM分野で活躍する、
さまざまなロールモデルとの出会いを通じて、
科学や技術を学ぶ楽しさや無限の可能性を実感し、
将来の進路選択を広げることを目指します。
STEAMのAは自らテーマや問いを
生み出す力であるとし、
STEMを通じて自分らしいテーマや
コンセプトで創造力を発揮し、
未来を描く力を育みたいと考えています。
この取り組みにより、参加者の自信を育み、
学びへの意欲を促進します。
また、多様な分野での
キャリアパスへの視野を広げ、
未来のSTEAMリーダー育成の土台を築きます。
コンテストには、個人の場合は女子※3、
グループの場合は女子※3が
リーダーでの参加が可能です。
※1 グローバル・ジェンダー・
ギャップ・レポート 2024
https://www.weforum.org/publications/global-gender-gap-report-2024/in-full/benchmarking-gender-gaps-2024-2e5f5cd886/
※2 How Japan is encouraging more women into STEM
https://www.weforum.org/agenda/2023/07/japan-encouraging-women-into-stem/
※3 性自認が女性であること

コンテスト実施概要
コンテスト名 | STEAM Girls Award ~探究心と創造力で「好き」を発見、可能性の鍵を解き放つ~ |
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共催 | 株式会社steAm、資生堂ジャパン株式会社 クレ・ド・ポー ボーテ |
趣旨 | クレ・ド・ポー ボーテは、より良い世界への鍵は教育を通じて女性の可能性を引き出すことにあるという信念のもと、 「パワー・オブ・ラディアンス・アワード」を開催し、地域社会で行動を起こしている女性を表彰しています。 2025年度はSTEAM教育の推進に向けて先駆的な活動を展開する中島さち子さんと共に、日本の課題でもあるジェンダー平等に向けて、 女子小学生および中高生に対してSTEAM分野の知識や技術を活用した創造的な探究活動とその成果発表の機会を提供することを目的としています。 |
応募条件 |
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テーマ内容 | コンテストの趣旨に沿った内容で、下記3つのテーマの中から1つ選択し、3分以内の動画で表現する
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審査基準 |
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提出期限 | 2025年6月30日 |
受賞者賞品 |
入賞7グループを資生堂大阪茨木工場見学、株式会社 steAm 代表 中島さち子さんがテーマ事業プロデューサーを務める 主催大阪・関西万博へご招待 開催日程:2025年8月7日・8日 ※詳細は別途受賞案内時にご連絡
|
問い合わせ先 | STEAM Girls Award 事務局:info@cpb-powerofradiance-2025.com 事務局運営期間 : 2025年3月14日(金) ~ 2025年8月29日(金) お問い合わせ受付・対応時間 : 平日10:00~17:00 ※土日・祝日を除く ※お問い合わせ受付順にメールご返信にて回答させていただきます。一部のご質問には回答までお時間を要する場合もあります。 |
応募条件・方法
1.個人/グループ枠
応募資格 |
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応募に必要なもの |
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課題提出期限 | 2025年6月30日(月) |
応募方法/応募先 |
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2.未来の地球学校 特別枠
アワードの主旨に賛同いただき、学校として参加を希望される場合の特別枠を設けております。
学校応募特典として、多角的な伴走を準備しております。
応募資格 |
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未来の地球学校学校 特別枠 申請方法 |
2025年4月14 日(月)までに、下記フォームから お申込みください。 https://form.run/@steamaward 審査のうえ、参加いただけるグループに4月18日(金)を目途に、未来の地球学校事務局よりご連絡いたします。 |
未来の地球学校 特別枠 特典 |
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応募方法/応募先 |
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株式会社資生堂は、大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」にパートナーとして協賛しています。
株式会社steAmについて
steAmは「創造性の民主化」を掲げ、
万人万物の中に溢れる創造性を信じ、
STEAM*教育を通じてワクワクを中心とした
0~120歳の学び・遊びを推進し、
プレイフル・インクルーシブな
共創社会の構築を模索しています。
また、国内外に点々とある場を
つなぐことによって、
人と人がつながり
新たな価値を生み出す共創の場を創出する
「未来の地球学校」を推進しています。
代表を務める中島さち子さんは
内閣府 STEM Girls Ambassadorも務めており、
STEMの魅力を多くの女性に伝えることを
ミッションの一つとしています。
*STEAMとは:科学(Science)、技術(Technology)、工学・ものづくり(Engineering)、
アート・リベラルアーツ(Art/Arts)、数学(Mathematics)の
英単語の頭文字を組み合わせた、
心躍動する、創造的・実践的・横断的な学びや学び方を表す造語
株式会社steAm 公式サイト : https://steam21.com/
株式会社steAm 公式Facebook : https://www.facebook.com/steAmInc-111578090639912
株式会社steAm 公式Instagram :https://www.instagram.com/steaminc21/
未来の地球学校公式サイト : https://future-earth-school.com/
クレ・ド・ポー ボーテについて
資生堂初のグローバル
ラグジュアリーブランドとして1982 年に誕生。
「クレ・ド・ポー ボーテ」とは、
フランス語で「肌の美しさへの鍵」
という意味を持ちます。
ラグジュアリーとサイエンスを極めた
このブランドの信条は、
世界中の女性たちの輝きを解き放つことです。
モダンで魅惑的、
ダイナミックな効果を持つ商品は、
世界25の国と地域で販売されています。
お問い合わせ
2025年3月14日(金) ~ 7月中旬の期間中、
本アワードについてのお問い合わせは
こちらで承ります。
info@cpb_powerofradiance-2025.com
2025年受賞
中島ちさ子さんの活動


「数理女子」ワークショップ中の中島さん
© Kono Hiroaki
2025年度の受賞者には、女子のSTEAM教育の推進に向けて先駆的な活動を展開する中島さち子さんを選出しました。
STEAM分野における先駆者である中島さんは、高校在学中に国際数学オリンピックで日本人女性初の金メダルを獲得。
そして、ジャズピアニストとして、五感でSTEAM的に楽しむ参加型で国際色豊かなバンド
”KURAGE BAND〜五感協奏VIDA〜”を率いています。
こうしたSTEAM分野と芸術分野の経験から、2017年にSTEAM教育を推進する株式会社steAmを設立。
STEAM分野への参加を妨げるものはジェンダーも含めてあってはならない、という信念をもとに、
株式会社steAmの創設者兼CEOとしての活動を通してあらゆる世代の学習者にインスピレーションを与えています。
また、2025年開催の日本国際博覧会(大阪・関西万博)ではテーマ事業プロデューサーを務め、
STEAM教育分野における自身の革新的かつ包括的な取り組みを世界的な舞台で発信しています。
パワー・オブ・ラディアンス・アワード
受賞者

2019年受賞者
マズーン・メレハン
2019年受賞者
マズーン・メレハン
公式に認定された難民という立場で初めて、19歳の時にユニセフ親善大使に任命。任命当時は最年少の親善大使であった。2013年にシリア内戦から避難してきた後、彼女は家族とともにヨルダンの難民キャンプで3年間暮らしていた。人道支援活動を始めたのはわずか14歳のときで、テントを訪ねてはさまざまな家族に、少女への教育を提唱する活動を行う。

2020年受賞者
プラティクシャ・パンディ
ビニタ・シュレスタ
2020年受賞者
プラティクシャ・パンディ
パンディさんは自身のキャリアとして、ジェンダーに基づく固定的な役割意識の解消に尽力し、少女たちが自身の望む分野の教育を教室の最前列で堂々と受け、知識を得られるような環境づくりに取り組んでいます。また、WiSTEM Nepalを通じ、次世代の少女がSTEM分野でキャリアを築けるよう、プログラミング、電子工学やデザインなどのワークショップを開催しています。
2020年受賞者
ビニタ・シュレスタ
ITエンジニアで教育者でもあるシュレスタさんは、成長分野であるICT(情報通信技術)を、専攻分野やキャリア構築の道として若い女性に考えてもらうため、WiSTEM Nepal、ユニセフ、ネパール電気通信局(NTA)と取り組んだグローバルムーブメント「#InternationalGirlsinICT」や、子どものためのオンラインセーフティキャンペーン「#Net4Good」などに代表されるように、いくつもの社会貢献事業を統括して成功させています。

2021年受賞者
アリョーナ・トカチェンコ
2021年受賞者
アリョーナ・トカチェンコ
アリョーナ・トカチェンコさんは、カザフスタンでのアワーオブコードの先駆者的存在で、学生、特に少女たちがプログラミングを学ぶことを促すプログラムを2014年にカザフスタンに持ち込みました。アリョーナさんは、カザフスタン全土の学校でプログラムを展開するため、国や地域の政府と一緒になって、都市部だけではなく地方でも少女たちがアワーオブコードへのアクセスが可能になるよう尽力しました。

2022年受賞者
アマンダ・シマンジャンタック
2022年受賞者
アマンダ・シマンジャンタック
シマンジャンタックさんは、非営利団体MARKODINGのCEOであり共同創設者でもあります。団体は、イノベーションとテクノロジーを軸に、教育の機会を得られていないインドネシアの若者をエンパワーする目的で設立されました。「MIT Solve Challenge: Youth, Skills and the Workforce of the Future」のファイナリストで、シンガポールで開催されたASEAN-ユニセフカンファレンス「21世紀型スキルと若者の参画」インドネシア代表でもあります。2019年には、シンガポールサミットでYoung Societal Leaders (社会の若いリーダーたち)の一人に選出されました。
同年よりMARKODINGは、ユニセフ・インドネシア事務所とパートナーシップを組み、「Digital Innovation Challenge」プログラムを実施しています。青年期の若者を対象に、直面する課題を自分ら解決できる人材を育成する目的で、21世紀型スキル、デジタルスキル、起業スキルなどを教えています。
プログラムの第一段階として、ジャカルタにある21の学校や地域密着型学習センターを拠点とする482人の若者を受け入れました。以来、プログラムはスマランまで対象地域を広げ、インドネシア全域で126の学校から5256人の若者(うち55%は女子)がトレーニングを受けるまでに拡大しました。

2023年受賞者
ダオ ティ ホン クエン
2023年受賞者
ダオ ティ ホン クエン
ベトナムのグリーン教育のパイオニアであるジェネシス校科学科の責任者として、科学プログラムの開発を担当。貧しい村に生まれ育った彼女は、10年以上にわたって故郷の村の教育を熱心に推進した亡き父の影響を受け、STEM教育における男女格差を解消し、ジェンダーに対する偏見に取り組むことで教育を普及させ、少女たちを支援することを目指してきました。
2018年、プロジェクト「STEM for Rural Area」を設立し、10以上の学校、2,000人以上の学生に影響を与えました。2019年、ベトナム国立科学大学主催「SL – STEM of SL – STEM(STEAM)コンペティション」のエコプロジェクトで入賞。ブリティッシュ・カウンシルの「Girl in STEM」プロジェクトのアンバサダーも務めています。
2022年には、フルブライト・ティーチング・プログラムの参加者に選出されました。

2024年受賞者
レシュマ・サウジャニ
2024年受賞者
レシュマ・サウジャニ
レシュマ・サウジャニさんは、世界の第一線で活動する「Girls Who Code」と「Moms First」(旧Marshall Plan for Moms)の創設者です。自身も母親であり、10年以上にわたって女性や女子の経済的エンパワーメントに取り組む運動を展開。テクノロジー分野における男女格差の是正に取り組み、最近ではパンデミックの影響を受ける母親を支援する政策を提唱しています。
また、世界的ベストセラー『Brave, Not Perfect(邦題仮:完璧ではなくとも、勇気をもって)』の著者でもあり、彼女のTED講演「Teach girls bravery, not perfection(邦題仮:女の子には完璧さよりも勇気を)」は、世界中で500万ビューを突破しました。
レシュマさんは弁護士・民主党のオーガナイザーとしてキャリアをスタートし、2010年に初のインド系アメリカ人女性として米国連邦議会議員選挙に立候補、政界に躍り出ました。選挙運動の期間中、レシュマさんは地元の多くの学校を訪れ、コンピューターの授業などにおける男女格差を目の当たりにし、それが「Girls Who Code」を立ち上げるきっかけとなりました。

2025年受賞者
中島さち子
2025年受賞者
中島さち子
中島さんは音楽家、数学者、STEAM教育者、メディアアーティストとして活動しており、株式会社steAmの創設者兼CEO、一般社団法人steAm BANDの代表理事も務めています。また、2025年日本国際博覧会テーマ事業プロデューサー(シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場クラゲ館」)も担当します。
音楽、数学、STEAM教育、メディアアートの分野で国内外を問わず積極的に活動する中島さんは、バックグラウンドや性別、年齢、人種などの特性などに関係なく、誰もが創造の可能性を持つと信じており、遊びに溢れたSTEAM教育は時に社会的・個人的な課題を克服し、ユニークな興味や創造性を育み、未来の社会を形づくる、と信じています。
日本では、内閣府のSTEM Girls Ambassador、文部科学省や地方自治体の各種教育関連委員会の委員も務めています。過去にはニューヨーク大学ティッシュ芸術修士・フルブライト奨学生(メディアアート)として留学しており、高校在学中には日本人女性として初めて国際数学オリンピックで金メダルを獲得するという偉大な功績を残しています。